こんにちは。熊本県熊本市にある関歯科医院です。
笑ったときや話しているときに見える前歯は、顔の印象を大きく左右します。そのため、前歯が欠けたり抜けたりすると、見た目だけでなく、発音や食事にも支障をきたすことがあります。
こうした問題を解決する方法のひとつがブリッジ治療です。ブリッジは、失った歯の両隣を支えにして人工の歯をつなげる治療法で、見た目の自然さや噛む力の回復が期待できます。
今回は、前歯のブリッジ治療とは何かを解説します。前歯にブリッジ治療をするメリットやデメリット、費用、注意点についても解説しますので、前歯のブリッジ治療を検討されている方や、ブリッジ治療について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
歯のブリッジとは

歯のブリッジとは、失われた歯の両隣にある健康な歯を土台として、人工の歯を固定する治療法です。この人工の歯を支える構造が橋(ブリッジ)のように見えることから、ブリッジという名称がつけられています。欠損した部分を補うことで、噛む力や見た目の回復を図る方法です。
ブリッジ治療は、入れ歯とは異なり、固定式の補綴装置であるため、違和感が少なく、会話や食事の際も自然に使うことができます。そのため、特に前歯など審美性が求められる部分の治療において、広く選ばれている方法です。
ただし、両隣の健康な歯を削って土台にする必要があるため、適応には慎重な判断が求められます。
前歯をブリッジにするメリット

前歯をブリッジにすることで得られる利点について、具体的に見ていきます。
見た目が自然で目立ちにくい
前歯は話すときや笑ったときに目立ちやすい部分です。ブリッジでは周囲の歯の色や形に合わせて人工歯を作るため、口元になじみやすい仕上がりになります。保険診療でも白い歯を入れることが可能であり、自費診療のセラミックではより自然な透明感も再現できます。
見た目の違和感が少ないことで、人前でも安心して笑顔を見せやすくなります。
噛む力を回復できる
前歯は食べ物を噛み切るために重要な役割を担っています。
ブリッジ治療では、失われた前歯の機能を人工歯で補い、しっかりと噛める状態を取り戻すことができます。これにより、食事のときに不自由を感じることが少なくなり、噛み合わせのバランスも改善されやすくなります。
口の中全体の機能を維持するうえでも、噛む力を適切に回復できることは大きなメリットといえるでしょう。
発音しやすくなる
前歯は発音において重要な役割を担っています。特に、サ行やタ行の発音は、前歯と舌の位置関係によって大きく左右されます。
ブリッジによって前歯の欠損を補うことで、空気の抜け方や舌の動きが安定し、言葉をはっきりと発音できるようになります。特に人と話す機会が多い方や、声を使う職業の方にとっては、大きなメリットといえるでしょう。
治療期間が短い
ブリッジ治療は、短い期間で治療が完了するという点もメリットのひとつです。インプラント治療では、手術後の治癒期間や骨との結合に数ヶ月を要しますが、ブリッジは通院回数も少なく、早ければ数週間ほどで装着まで進むことができます。
前歯の見た目や機能を早く回復したい方にとって、このスピーディさは大きな魅力です。
外科的な手術が必要ない
ブリッジ治療は、インプラントと違って外科的な手術を必要としません。歯を削る処置は行いますが、歯ぐきを切開したり骨に穴を開けたりすることはありません。身体への負担が少なく、治療のストレスや不安も軽減されるでしょう。
とくに、外科手術に抵抗がある方や全身疾患がある方には、ブリッジ治療が向いているかもしれません。
ただし、健康な歯を削ることに抵抗を感じる方もいるでしょう。後戻りはできない処置なので、慎重に検討することが重要です。
保険が適用されるケースがある
前歯のブリッジ治療は、症例によっては健康保険が適用されることがあります。保険が適用されれば、費用面での負担が軽減されます。
ただし、使用できる材料に制限がある点には注意が必要です。機能の回復を第一に考える場合には、有効な選択肢といえるでしょう。
前歯をブリッジにするデメリット

前歯のブリッジ治療には多くのメリットがある一方で、理解しておきたいデメリットも存在します。
健康な歯を削る必要がある
ブリッジは、欠損部分の両隣の歯を土台として支える構造のため、たとえ健康であってもその歯を削って被せ物を装着しなければなりません。一度削った歯は元の状態に戻すことができず、長期的にはその歯の寿命を縮める可能性があります。
さらに、支えとなる歯にはこれまで以上に力がかかるため、将来的に負担が大きくなる可能性もあります。健康な歯を削ることのリスクを十分に理解したうえで、慎重に判断する必要があります。
ブリッジの周辺に汚れが残りやすい
ブリッジの構造上、人工歯と歯ぐきの間には小さなすき間ができます。この部分は通常の歯ブラシだけでは届きにくく、食べかすやプラークがたまりやすくなります。清掃が不十分だと、歯ぐきが炎症を起こしたり、支えている歯に悪影響を及ぼしたりする可能性があるでしょう。
ブリッジを長持ちさせるためには、デンタルフロスや歯間ブラシなどを使った丁寧なケアが欠かせません。
適応できないケースがある
前歯のブリッジ治療は、すべての症例に対応できるわけではありません。
たとえば、土台となる歯が重度の虫歯や歯周病で弱っている場合や、根の状態が不安定な場合には、支えとしての機能が期待できず、ブリッジを装着しても破損や脱落のリスクが高まります。
また、歯が連続して複数本失われている場合や、欠損の範囲が広いときにも、固定が難しくなることがあります。ブリッジが適応かどうかは口腔内の状態によって異なるため、事前に歯科医師に確認しましょう。
前歯をブリッジにする場合にかかる費用

前歯のブリッジ治療にかかる費用は、保険診療か自費診療かによって大きく変わります。まず、保険診療のブリッジ治療の費用は、3割負担の方であればおおよそ1万〜3万円程度が目安となります。
ただし、素材は限られており、見た目や耐久性にこだわることは難しいという側面もあります。
一方、自費診療で行う場合は、使う素材や歯科医院の料金設定によって異なりますが、1本あたり5万〜20万円ほどが費用の目安です。自費のブリッジは高額になりますが、見た目が自然で耐久性も高いため、審美性を重視する方に選ばれています。
歯科医院によって費用が異なるため、事前に見積もりを確認し、詳しい説明を受けることが大切です。
失った前歯を補うブリッジ以外の治療法

ブリッジ以外にも、前歯の欠損を補う方法はいくつか存在します。
部分入れ歯
部分入れ歯は、失った歯が1本から数本の場合に使用される人工歯です。保険が適用される部分入れ歯の場合は、残っている歯に金属のバネをかけて固定します。保険が適用される入れ歯を選択すれば、治療費を抑えやすいのが特徴です。
見た目は自然な歯に近づけられますが、金属のバネが見えることがあります。また、バネをかける歯に負担がかかるため、長期間の使用には注意が必要です。
部分入れ歯のメリットは、取り外して清掃できるため衛生的に保ちやすく、口腔内の変化に柔軟に対応できる点です。治療期間が短く、手軽に噛む機能を回復できる点も魅力でしょう。
一方で、異物感を覚える方もおり、慣れるまでに時間がかかることがあります。また、バネの部分に食べ物が詰まりやすいため、丁寧なケアが求められます。
インプラント
インプラント治療は、歯を失った部分の顎の骨に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工歯を装着する方法です。健康な両隣の歯を削る必要がなく、独立して機能するのが大きな特長です。
審美性が高く、天然歯に近い見た目と噛む力を得ることができます。また、適切なケアをすれば長期間使用できるという点も魅力です。
ただし、外科手術が必要で治療期間が長くなる点や、顎の骨の状態によっては適応とならない場合がある点はデメリットといえるでしょう。費用は高額になりやすいですが、長期的な安定性を重視する方に選ばれています。
まとめ

前歯の欠損に対する治療法としてブリッジは多くの方に選ばれており、見た目と機能の回復を同時に目指せる方法です。
固定式で安定感があり、短期間で治療が完了する点は大きな特長といえます。また、条件を満たせば保険診療の対象となるため、費用面を考慮しながら選択しやすい治療法でもあります。
一方で、支えとなる歯を削る必要があることや、装着後の清掃に工夫が求められる点など、事前に理解しておきたい側面もあります。
前歯は口元の印象や発音に深く関わる大切な部位です。ブリッジだけでなく、部分入れ歯やインプラントなどの治療法も比較しながら、自身の希望や将来を見据えて選択することが望まれます。
ブリッジ治療を検討されている方は、熊本県熊本市にある関歯科医院にお気軽にご相談ください。
当院では、インプラント治療を中心に虫歯・歯周病治療、矯正治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら、WEB予約もお受けしております。






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