矯正まるわかりガイド

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歯の役割とは?


歯と歯並びの役割について

私たちの歯は上下28本の永久歯があります。
その歯は人間にとってとても大切な働きがあります。
まずはその歯の役割についてご紹介します。

歯の役割・その1
食べものを噛んで飲み込む

歯の第一の目的は「食べるため」です。
食べものをかみ切るのは前歯、そして噛み切って小さくなった食べ物をさらに噛んですりつぶすのが奥歯の役割です。
この「食べる」という動作は、歯全体と、あご、関節、舌、口の筋肉などがうまく連動してはじめて行うことが出来ます。
野生の動物たちは、歯が抜け落ちると食べものが得られず、衰弱し、餓死してしまいます。それはサバンナの王者のライオンにも避けられない運命です。

歯の役割がまず食べものをかむことであり、それは生命の維持と根本的に関わっていることを知ってください。

歯の役割・その2
発音を助ける

次に重要な働きは、「発音を助けること」です。発音は肺から出された空気が、声帯によって振動します。そして、あごや舌、くちびる、口蓋、歯の協力によって、いろいろな音声が出ます。
歯が抜けてない人、歯並びが悪い人の発音は、息がもれて不明瞭になり、言葉によるコミュニケーションに影響を及ぼします(p23参照)。
このことは、歯のないお年寄りの話し方などからも、容易に想像がつくことでしょう。

歯の役割・その3
口元の表情を作る

歯には、機能的な働きばかりでなく、美を構成する大事な役割もあります。
例えば「明眸皓歯」という言葉があります。目が大きくてきらきらと輝き、歯が白く、歯並びが整っている人を「美人」とした日本の代表的な褒め言葉で、アーチ形にきれいに並んだ歯が、顔かたちの印象を左右する大事なポイントであることを物語っています。
デコボコした歯並びや、抜けた歯、汚れた歯は、他人に不快感を与えます。また、噛み合わせがずれたり、奥歯がなかったりすると、あご(顎関節)の位置のずれや、顔の曲がりの原因にもなります。

歯の役割・その4
あごの発育への影響

これらに加えて、子どもの歯には、かむことで上あごや下あごの健全な発育を助ける役目があります。
私たち矯正歯科医は、このことも、お父さん・お母さんにはぜひ知っておいていただきたいと思います。

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